ニードルピン禁止の競技場
ニードルピン禁止の競技場対策!!
今のスパイク事情と、現場でできる一番現実的な準備
目次
最近の陸上スパイクを見ていると、ニードルピンが標準になっているものがかなり増えてきました。
NIKE、PUMA、New Balance、adidasなどの海外メーカーのスパイクは、最初からニードルピンが付属しているものが多いです。
中には、ピンが交換できない固定式のニードルピンのスパイクもあります。
一方で、競技場や大会によっては、
- 「先端の尖ったピンの使用を禁止する」
- 「ニードルピンの使用を禁止する」
- 「並行ピンを使用すること」
といったルールが書かれている場合があります。
これ、正直かなり困ります。
ニードルピン禁止は、今のスパイク事情と合っていない
個人的には、ニードルピンを禁止している競技場は、かなり時代に合っていないと思っています。
というのも、現在流通しているスパイクの多くが、すでにニードルピン前提になってきているからです。
アシックスやミズノは、国内向けに並行ピンを販売しています。
ただし、海外メーカーのスパイクは、基本的にニードルピンが付属していることが多いです。
NIKE、PUMA、New Balance、adidasなどのスパイクを買うと、最初からニードルピンが付いていることが多い。
つまり、選手からすると、
「普通に売っているスパイクを買っただけなのに、競技場では使えないと言われる」
という状況になってしまうわけです。
これはかなり厳しいです。
しかも、メーカー純正の並行ピンが用意されていないスパイクもあります。
さらに、MAXFLYのようなエア搭載スパイクは注意が必要です。
普通の並行ピンを無理に取り付けると、ネジ部分がエア部分に干渉して、パンクのリスクがあると言われています。
つまり、
「ニードルピン禁止だから、とりあえず並行ピンに交換すればいい」
という単純な話でもありません。
でも、大会要項に書かれていたら守るしかない
とはいえ、大会要項や競技場のルールに、
- 「先端の尖ったピンは禁止」
- 「ニードルピンは禁止」
と書かれていたら、基本的には守るしかありません。
ここは感情論とは別です。
「いや、このルールおかしいでしょ」
と思っていても、大会に出る以上、その大会のルールには従う必要があります。
実際の現場では、ニードルピンで出場しようとした選手に対して、
「次回以降は気をつけてください」
という注意で終わることも多い印象です。
でも、正直なところ、注意されても困る選手も多いと思います。
だって、国内で普通に買えるスパイクの多くがニードルピン仕様になっているからです。
選手や保護者からすると、
「じゃあ、どうすればいいの?」
となりますよね。
心配性の人は、代替ピンを鞄に入れておくと安心
大会当日に、
- 「この競技場、ニードルピン禁止だったかも」
- 「招集で注意されたらどうしよう」
- 「ピンチェックがあったら不安」
こういう不安を抱えたまま試合に向かうのは、精神的にもよくありません。
せっかくコンディションを整えてきたのに、招集前にピンのことで焦るのはもったいないです。
なので、心配性の人は、代替ピンを鞄に入れておくのがおすすめです。
特に、
- MAXFLYを使っている選手
- VICTORYを使っている選手
- 海外メーカーのスパイクを使っている選手
- ニードルピン禁止の競技場で試合に出る可能性がある選手
- 招集前に余計な不安を抱えたくない選手
このあたりの選手は、予備として並行ピンを持っておくと安心です。
① MAXFLY・VICTORYユーザー向け
MAXFLYやVICTORYを使っている選手におすすめなのが、ショートネジタイプの並行ピンです。
通常の並行ピンは、ネジ部分が長いものがあります。
そのため、MAXFLYのようなエア搭載スパイクに取り付けると、ネジがエア部分に干渉するリスクがあります。
そこで使いやすいのが、ショートネジタイプの並行ピンです。
この商品は、ネジの部分が通常の並行ピンより短くなっているため、MAXFLYなどのエア部分にネジが干渉しにくい構造になっています。
NIKEがMAXFLYやVICTORYに付属させているニードルピンのネジの長さに近いタイプなので、MAXFLY・VICTORYユーザーが並行ピンを用意するなら、かなり有力な選択肢です。
MAXFLY、VICTORYユーザーの並行ピン対策は、これがかなりおすすめです。
念のため鞄に入れておけば、招集に向かうときに不安にならずに済みます。
② asics AS-A 5mm or 7mm
エア非搭載のスパイクを使っている選手には、asicsのAS-Aもおすすめです。
asicsの並行ピンには、AS-AとAS-Bがあります。
ニードルピンに近い感覚を求めるなら、私はAS-Aの方が合いやすいと思います。
AS-Bはグリップが強く、ニードルピンの抜け感とは少し離れます。
最近のスパイクに付属している7mmニードルピンの抜け感に近いものを求めるなら、AS-Aの5mmが使いやすいと思います。
もう少しグリップ感が欲しい選手は、AS-Aの7mmを試してみてもいいかもしれません。
特に、
- adidas PRIME SP系
- adidas AMBITION系
- PUMA系スパイク
- New Balance系スパイク
- エア非搭載の海外スパイク
このあたりを使っている選手は、ニードルピン禁止対策としてAS-Aを持っておくと安心です。
並行ピンに替えると感覚は変わる
ただし、ニードルピンから並行ピンに替えると、接地感は変わります。
特にニードルピンに慣れている選手は、
- 抜け感が違う
- 接地時間が少し長く感じる
- グリップが強く感じる
- タータンに引っかかる感じがする
という違和感が出ることがあります。
なので、大事な試合でいきなり使うのはおすすめしません。
できれば練習で一度試しておくのが安全です。
ただ、実際には大会当日に急に必要になることもあります。
だからこそ、普段から鞄に入れておくと安心です。
ニードルピン禁止は本当にやめてほしい
正直に言うと、競技場のニードルピン禁止は本当にやめてもらいたいです。
時代の流れに合っていません。
今のスパイク事情を考えると、ニードルピン禁止は選手や保護者に余計な負担をかけています。
ただでさえ、スパイクは高いです。
そのうえ、
- 「この競技場ではこのピンが使えません」
- 「別のピンを用意してください」
となると、さらに費用がかかります。
しかも、固定式ニードルピンのスパイクも増えています。
そうなると、選手はスパイク自体を選べなくなってしまいます。
これは競技環境として、あまり良いことではないと思います。
本当にニードルピンの方がトラックを傷めるのか?
個人的には、ここも少し疑問です。
ニードルピンがタータンを傷めるから禁止、という考え方は分かります。
でも、実際の感覚としては、グリップが強い並行ピンの方がタータンに引っかかって、逆に負担が大きいのではないかと感じることもあります。
もちろん、競技場の管理側には管理側の事情があります。
トラックを守る必要があるのも分かります。
ただ、現代のスパイク事情を考えると、
「ニードルピンだから一律禁止」という運用は、そろそろ見直してもいいのではないかと思います。
まとめ
ニードルピン禁止の競技場は、今のスパイク事情とかなりズレてきています。
NIKE、PUMA、New Balance、adidasなど、海外メーカーの多くはニードルピン仕様のスパイクが主流になっています。
固定式ニードルピンのスパイクもあります。
その中で、競技場や大会要項にニードルピン禁止と書かれていると、選手や保護者はかなり困ります。
とはいえ、大会要項に書かれている以上、守るしかありません。
だから現実的な対策としては、代替ピンを鞄に入れておくことです。
- MAXFLYやVICTORYユーザーは、ショートネジタイプの並行ピン。
- エア非搭載スパイクの選手は、asics AS-Aの5mmまたは7mm。
このあたりを持っておくと、ニードルピン禁止の競技場でも安心して対応できます。
競技場のルールには思うところがあります。
でも、選手が一番困らないように準備しておく。
これが現場でできる一番現実的な対策だと思います。
